
中山芝1800mを過去のデータから傾向を分析し、逃げ馬を狙う時のポイントを解説します。
- 中山記念(G2) 2月
- 中山牝馬ステークス(G3) 3月
- フラワーカップ(G3) 3月
- フジTVスプリングステークス(G2) 3月
重賞が行われるのは年明け2〜3月の間のみ、9月、12月〜1月はオープンクラスまで。最初のコーナーまでは約205mと短く、そのため直ぐに隊列が決まりやすい。絵に描いたような楕円を1周するコースでコーナーを4回ロス無く回れる逃げ馬に有利なコースと言える。最後は約2.2mの急坂を登りゴール、巷でよく前が残るコースと言われている逃げ馬に持ってこいのコースだ。
年間レース数36レース。
もくじ
中山芝1800mの特徴・傾向を読み解く
中山芝1800mクラス別平均タイム
平均タイム | |
---|---|
新馬 | 1分52.3秒 |
未勝利 | 1分51.0秒 |
500万下 | 1分49.7秒 |
1000万下 | 1分48.6秒 |
1600万下 | 1分47.8秒 |
オープン | 1分47.8秒 |
重賞 | 1分48.0秒 |
レコード | 1分44.9秒 |
レコードタイムは2004年2月29日、中山記念を走ったサクラプレジデント。武豊騎手、曇り、良馬場でした。
ラップタイムから傾向を読み解く
ラップタイム | |
---|---|
新馬 | 13.0-12.8-13.3-13.5-12.8-12.8-12.3-11.6-11.6 |
500万下 | 12.6-12.1-12.0-12.5-12.2-12.3-12.1-11.7-12.0 |
1600万下 | 12.6-12.1-12.0-12.2-11.7-11.9-11.8-11.6-12.3 |
OP以上 | 12.7-11.8-12.1-12.3-12.0-12.0-12.0-11.6-12.1 |
新馬には上がり勝負の傾向が見られるのに対し、クラスが上がるほど中盤でのスピードが上がっている。一番緩かに動いているのが500万下クラスで、逃げ馬を狙うならここか!
枠別成績から傾向を読み解く
枠 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1枠 |
11-12-11-148
|
6.0% | 18.7% |
2枠 |
16-16-9-152
|
8.3% | 21.2% |
3枠 |
17-17-16-162
|
8.0% | 23.6% |
4枠 |
20-11-16-179
|
8.8% | 20.8% |
5枠 |
19-21-18-181
|
7.9% | 24.3% |
6枠 |
16-15-25-198
|
6.3% | 22.0% |
7枠 |
18-21-27-204
|
6.7% | 24.4% |
8枠 |
22-26-18-210
|
8.0% | 23.9% |
枠による有利不利は特に見られない。完全フラットな印象で、展開の影響がモロに出るコースと言える。
脚質から傾向を読み解く
脚質 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
---|---|---|---|
逃げ | 13.4% | 41.4% | 139.1% |
先行 | 14.6% | 37.9% | 136.3% |
差し | 6.2% | 20.0% | 47.4% |
追い込み | 0.9% | 6.5% | 3.2% |
前が残るコースと言われても仕方がなきデータ。追込み馬はザックリ切ってしまい、とにかく前に行く馬を狙いたい。
おすすめ騎手
騎手 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|
横山 典弘(43R) | 150.5% | 111.4% |
蛯名 正義(55R) | 120.6% | 103.3% |
特におすすめなのは横山典弘騎手。サクラアンプルールを軸に中山記念3連単(31万5000円)頂いたのはバサシの記憶に新しいのだ( º﹃º` )
横山騎手はお馬さんが好きなように走らせ時に潜在能力を発揮させるのが上手い騎手という印象。中山1800mでは自分のペースで走れて前に行けた馬が強いだろう。
デムーロ・ルメール分析
勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | |
M・デムーロ | 42.4% | 51.5% | 132.4% | 75.2% |
C・ルメール | 31.6% | 65.8% | 90.0% | 94.5% |
ここではルメールよりデムーロの成績の方が優秀。デムーロは中山記念で3勝している。
血統から読み解く
ステイゴールド、クロフネ産駒あたりは抑えておきたいコース。
中山芝1800m 逃げ馬の狙い方
枠による影響は少なく、逃げ馬がどんなペースに持ち込むのかで展開が大きく左右される印象のコース。つまり、ペースがなによりもの鍵になってくるだろう。仮に逃げ馬がいた場合、ペースを考慮して逃すことができる騎手と合わせて狙っていきたい。ただし、逃げ馬が強いと言うよりは、先行勢が強いコースと言った方が正解に近いかもしれない。どちらにせよ、人気馬が差しだった場合は積極的に人気薄の逃げ、先行馬を買っていきたい。